フィンランドセンターは、2020年9月18日(金)〜10月5日(月)に東京・渋谷パルコ内「Gallery X」にて行われるトム・オブ・フィンランド展に関連したオンラインプログラムを開催いたします。当プログラムは、多彩なアーティストの作品を様々な視点から議論するレクチャー形式となります。参加者の皆様には各講義の後に質疑応答をしていただくことも可能です。
レクチャーは、各回18時~19時30分(ただし、9月18日(金)は17時開始)でZoom(https://us02web.zoom.us/j/81362557801?pwd=RmFLbHgxT05CcXZ5Q1NPMy9vU3JaUT09)を使ったオンラインで行います(レクチャーは18時〜19時でその後30分間は質疑応答となります)。
レクチャーは英語で行われ、日本語の通訳がつきます。参加費は、無料です。
レクチャー
2020年9月18日(金):
欲望の天の生き物 〜トム・オブ・フィンランドの作品における男性の身体〜
Pro Artibus Foundation (フィンランド)キュレーターユハ=ヘイッキ・ティヒネン
※当レクチャーは17時開始となります。
2020年9月23日(水):
意味のなさそうなところにいつも意味がある 〜トム・オブ・フィンランドの作品における国民的ロマン主義〜
フィンランドセンター所長 アンナ=マリア・ウィルヤネン
2020年9月25日(金):
アート界の中心へと続くトム・オブ・フィンランドの長く険しい道のり
ヘルシンキ大学文化学部 上席講師レーナ=マイヤ・ロッシ
2020年9月29日(火):
「トム・オブ・フィンランド財団 ― 30年に渡る作品の保護、保存、宣伝」
トム・オブ・フィンランド財団共同創立者・会長ダーク・デナー
トム・オブ・フィンランド伝記作者・ワレンティネ ・フヴェン
2020年10月2日(金):
「グッチやゴルチエ以前に、トム・オブ・フィンランドがあった」
ファッションにおけるトム・オブ・フィンランドの遺産
アアルト大学デザイン学部非常勤講師アンナマリ・ヴァンスカ
2020年10月5日(月):
カウンターの下からギャラリーの壁へ 〜トム・オブ・フィンランドが残した影響〜
フィンランドセンター プロジェクトマネージャー パシ・ヤルヴィネン
ディスカッションイベント
2020年9月30日(水)18時より:
あなたの幸せは、私の幸せ
〜日本におけるLGBTの権利をとりまく議論〜
登壇者:Georgie Ichikawa、かずえちゃん
司会:アンナ=マリア・ウェイルヤネン
会場: ComMunE ROOF TOP BAR
渋谷PARCO
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15−1
映画「トム・オブ・フィンランド」上映
LGBTQに対しての軽蔑や無理解と闘った芸術家が、何十年も の苦難の末につかみ取った愛と栄光の物語第二次世界大戦後 のフィンランド。同性愛は厳しく罰せられるため、トウコは身内 にも隠れて、自らの本能的な欲望をドローイングとして表現し 続けていた。 本名が海外では覚えづらいと考えた彼は「トム」と名乗り、描い た絵がアメリカの雑誌で表紙を飾ったことをきっかけに、その 名はアンダーグラウンドからアートの表舞台へと一気に知れ 渡る。そこから彼の“伝説”が始まっていく。
監督は、『ロード・ オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作の原作者J・R・R・トールキン の伝記映画『トールキン旅のはじまり』のドメ・カルコスキ。フィ ンランドで最も成功した映画監督と言われる彼の、2017年度米 アカデミー賞外国語映画賞フィンランド代表作品である。
監督:ドメ・カルコスキ 出演:ペッカ・ストラング、ジェシカ・グラボウスキー、ラウリ・テ ィルカネン
2017年/フィンランド・スウェーデン・デンマーク・ドイツ/フィン ランド語、英語、ドイツ語/5.1ch/シネマスコープ/原題:Tom of Finland/116分/ 日本語字幕:今井祥子/フィンランド語監修:橋本ライヤ 配給・宣伝:マジックアワー
後援:フィンランド大使館
■会期:2020年9月18日(金)~2020年9月24日(木)
■会場:WHITE CINE QUINTO(渋谷パルコ8階 / ShibyaPARCO 8F)
www.cinequinto.com/white
■会期:2020年9月25日(金)~2020年10月8日(木)
■会場:UPLINK 渋谷
shibuya.uplink.co.jp/
サテライト展「Tomへの頌歌」
Satellite exhibition “An ode to Tom of Finland”
■会期:2020年9月21日(月)~2020年11月30日(月)
■会場:The Container(東京都目黒区上目黒1-8-30 / Nakameguro)
・共同主催者The Containerによる関連展覧会
・TOM OF FINLANDに影響を受けた日本人作家による展示
・参加予定作家:田亀源五郎、三島剛、Jiraiya
当関連プログラムは、変更がある場合がございます。あらかじめご了承くださいませ。