「One Picture Manifesto 」グループ展

Date
24/08/2022
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One Picture Manifesto

ー枚の写真がアート作品である。
簡潔で、必要なすべてが含まれている。
提示し、呼応し、回答し、新たな思考の道筋を描きだす。
始まりであり、終わりである。
ー枚の写真。
これ以上に必要なものは無い。

『One Picture Manifesto』は、現代アートとして発表される写真が実践される場に、ビジュ アル表現を用いてー石を投じるプロジェクトです。シリーズで構成される写真ばかりが「作品」として評価されやすい傾向にある現代に「1枚の写真」の意義の強調を試みます。

マルヤ・ピリラ (1957年生) 、ハッリ・パルヴィランタ (1971年生) 、マイヤ・アニッキ・サヴォライネン(1980年生) 、マイヤ・タンミ (1985年生) のマニフェスト発起人である4名のフィンランド人アーティストは、自身の作品制作に対しても写真表現全般に対しても、原点に立ち戻る根源的な問いかけを行います。上記4名に加え、イタリア人アーディストのアレッサンドロ・ダニディーニ・デ・シルヴァ (1980年生) がローマ展より、日本人アーティストの安瀬英雄 (1975年生) がKANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYでの東京展より、この中枚の写真の考察」に加わります。

本展では、各作家がひとり1点ずつ、⻑い説明⽂や⾃⾝の他の写真群に補完されない、独⽴したビジュアル 作品を発表します。その⽬的のひとつに、鑑賞者を1枚の写真の前に⽴ち⽌まらせ、時間をかけてその1枚と 対峙するよう仕向けることがあります。加えてアート写真の形態や存在⾃体が、写真関連コンテストやフェ スティバル、あるいは助成⾦などのパラメーターによって、どの程度規定されうるのかの検証も試みます。

『One Picture Manifesto』は、2019年9⽉にフィンランド・ヘルシンキのフィンランド写真美術館での展⽰を⽪ 切りに、2022年4⽉にローマへ巡回し、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYでの東京展の後は、2023年春に The Reference(ソウル)へ、2023年初夏にはオーストリアへの巡回を予定しています。巡回展の度に現地 アーティストが1名招待され、マニフェストに沿った新しい写真作品が制作されることで、展⽰作品数が増 えていきます。

フィンランドセンターでは、本展覧会のオープニングに際して9月2日(金)18:00-20:00、参加アーティストによるトークイベントを対面開催します。フィンランド人アーティストのマイヤ・タンミとハッリ・パルビランタが、自身の作品制作、写真技術、展覧会コンセプトについてお話しします。


アーティストトーク

フィンランドセンターでは、本展覧会のオープニングに際して9月2日(金)18:00-20:00、参加アーティストによるトークイベントを対面開催します。フィンランド人アーティストのマイヤ・タンミとハッリ・パルビランタが、自身の作品制作、写真技術、展覧会コンセプトについてお話しします。

日程:2022年9月2日(金)18:00~20:00
会場:フィンランドセンター ミーティングルーム
(〒106-8561東京都港区南麻布3-5-39)
申込期限:9月1日(木)23:00まで

One Picture Manifesto
Kana Kawanishi Photography
〒106-0031 東京都港区西麻布2-7-5 ハウス西麻布5F
9月3日(土)〜10月15日(土)
水曜日〜金曜日 13:00〜20:00
土曜日     12:00〜19:00
日/祝・月・火 休廊

参加作家: マルヤ・ピリラ (フィンランド) 、ハッリ・パルヴィランタ (フィンランド) マイヤ・アニッキ・サヴォライネン (フィンランド) 、マイヤ・タンミ (フィンランド) アレッサンドロ・ダンディーニ・デ・シルヴァ (イタリア) 、安瀬英雄 (⽇本)

Photo: Maija Tammi: Ouroboros, 2019.