フローズン・ランド

Date
09/05/2022
Location
ニュース
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この作品は北欧の冬の風景をテーマにしています。写真展では、北欧の自然の研ぎ澄まされた美しさと雪に覆われた風景、凍てついた木々に焦点を当てています。作品の中では、自然の中でシャッターを切る瞬間の佇まいを捉えています。

この展覧会の作品は、フィンランド国内の特に北東部や湖水地方を中心に、いくつかの冬の間に撮影されました。撮影現場の気温がマイナス30度近くになる日も多く、時にはそれを越えることさえありました。そうした撮影では、写真家の力量はもちろんのこと、カメラの性能も試されることになります。また、自然の中では、適切なタイミングと場所で行動する必要があります。たとえば、蒸気霧(steam fog)が形成されるには、水と空気の温度差が大きくなければなりません。うまくいけば、冬の間に何日かはそんな日があります。その一方で、激しい冬の嵐が木の枝の積雪を振り落とすこともあるのです。

私たちの冬は変わりつつあります。雪や氷が減少したスカンジナビアの冬の自然から、気候変動が見て取れるようになってきています。この、おとぎ話のように神秘的な冬を、私たちはこれからも守っていくことができるのでしょうか?

フローズン・ランド

5月17日(火)〜 5月29日(日)
時間: 11:00〜18:00(最終日15時まで)
月曜日休廊
アルスギャラリー 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-13-1
参加無料・予約不要

マーリット・クリスティーナ・ヴェプサライネンは、フィンランド・サヴォ地方出身の46歳のネイチャーフォトグラファーです。写真家の本分は、自然の佇まい、同じものは二度と訪れない瞬間を求め、それを捉えることです。写真家は、興味を掻き立てられるような光、あるいはその不在を、自分の作品の中に追い求めています。写真家が惹かれるもう1つの要素は奥行きです。それによって、作品は単なる表面的なものでなく、観る人を作品世界へと誘うものになります。

私は20年前の旅先での撮影がきっかけで写真を始めましたが、実際には子どもの頃からカメラをぶら下げて歩いていました2011年に始めてキヤノンのデジタル一眼レフカメラを購入してから、フィンランド各地のさまざまな撮影講座でプロから学んだり、実際の撮影を通じて、積極的に自分の写真表現を発展させるようになりました。

私は故郷のサヴォ地方、北東部のクーサモ、そして北欧のさまざまな場所で写真を撮るのが好きです。北欧の自然はユニークで、一部はまだ手つかずで、すべての季節が美しい。天候や光に恵まれれば、多くの場合、近くの風景の写真撮影はうまくいきます。そんな時に私が撮影しているのは、フィンランド湖水地方のラウタランピやコンネヴェシの風景です。

自然は大いなる可能性を秘めた幸福の源です。私自身も、穏やかな静謐を湛え、自分自身の存在を強く感じられる場所を自然の中に探していることに気づきます。私の写真を通じて日々の思いから一瞬だけ離れ、自然の佇まいやその懐に抱かれる安らぎを感じていただけることを願っています。」